アトピー治療においてよく使用されるのがステロイドです。
ステロイドと聞くと一般的に外用薬を思い浮かべる方が多いでしょうが実は内服薬も存在します。一般的に外用薬では症状が改善されない場合にこのステロイド内服薬が使用されることが多いです。
当サイトをご覧になるうえで分かると思いますが、当サイトではアトピーをテーマとし、コンテンツを積み重ねています。ステロイド内服薬はアレルギーをはじめ、膠原病の方にも使われているので、もしかしたらアトピーじゃないっていう方も、いらっしゃるかもしれませんね。
当記事では主に薬の内容について記事構成をしていますのでそういった方も参考にはなるかと思います。
まあアトピーにしろ、膠原病にしろ、炎症と言う意味では症状は違えど仕組みは同じです。
全てはTh1、Th2、Th17のいずれかが優位になることで起こりうる病気。(アトピーの場合はTh2が優位になることで発症する病気です。)
THって何?
異物(アレルゲン)を攻撃した際に炎症を起こすか、自身の細胞を攻撃して炎症を起こすかの違いです。病気の改善、治療で必要なのは消炎作業、炎症防止、免疫バランスの是正が必須です。
免疫のバランス是正においてはある程度の知識がありますので、もしかしたら膠原病の方でも治療をする上で、何かきっかけをつかめるかもしれません。
ステロイド内服薬の種類と効果
先ほども言ったように内服薬が処方されるときは主にアトピーが重症化した時です。
外用薬ではあまり効果がなくなった際に最後の砦として処方されるのがステロイド内服薬です。
内服薬の種類(商品名)に以下の4つがあります。
- プレドニン
- メドロール
- デカドロン
- リンデロン
外用剤にはランクと呼ばれるものがありますが、内服薬にその概念はありません。内服薬においては効果の持続時間で力価が決まりデカドロン、リンデロンは効果の持続時間が長いです。
そして持続時間が長いものほど副作用が出る可能性が高いといわれています。
以下の図は効果の持続時間を計算を元に抗炎症作用の強さを算出したものです。(コートリルの効果を1とした場合)
さて、その効果は言うまでも無く外用薬とは比べ物にならないほど。実際に僕も服用し始めてからわずか二週間で健康的な皮膚へと生まれ変わりました。(服用した内服薬はプレドニンだったと思います。)
こんなにも効果に違いがあるものなのか、と当時(高校生の時)は大変驚いたものです。
内服薬を処方してくれた医者は副作用はないから安心だと言っていました。当時はステロイドの知識があまりなかったので僕はそれを信じ込んでいたのですが、その言葉をを鵜呑みにしてしまったがために地獄を見ることとになります。
ステロイド内服薬の副作用
ステロイドの副作用は明確になっていませんが以下の副作用があるといわれています。
- 副腎機能の低下
- 骨粗しょう症
- 白内障、緑内障
- 感染症にかかりやすい
- 高血圧からの糖尿病
実際に副作用が顕著に表れるのは稀のようですが、僕も使い続けたことで体に異変が起こりました。特にデカドロンやリンデロンを長期で服用した場合は副作用が出やすくなります。
以下は僕の副作用の現れ方を書いていますが、これを見ることでこういったリスクも潜んでいるんだということが分かると思います。
管理人が体験したステロイド内服薬の副作用の現れ方
アトピーが悪化したことでステロイド内服薬を服用することになったのは上述した通り。
症状は見る見るうちに改善され、服用して一ヵ月が経過した頃には健常者と同じような肌になった記憶が脳裏に焼き付いています。しかしその数日後。肌が少しずつ荒れ、アトピーの症状が出るようになってしまいました。
そしてここからが地獄の始まり。
当然効き目が薄くなれば飲み薬の種類を変えるか、服用回数を増やす必要が出てきます。僕はどうしてもアトピーの症状を抑えたかったので量を増やす選択をしました。そして数日後、量を増やしたおかげかアトピーの症状は出なくなりました。
ただ何かがおかしい。
まず全身が火照っているような感覚に苛まれたのです。熱を測っても平熱。しかし頬は赤く染まり、胃が押しつぶされそうな緊張感に襲われます。
体を動かしている間はなんともないのですがじっと座っている時間がとても辛い言い表すなら恥をかいたときの感覚と似ています。好きな女の子の名前をクラスのみんなに言いふらされ、恥ずかしくて今すぐにその場から逃げ出したくなるようなそんな感じ。じっとしているとそれが永遠に続くのです。
恐らくステロイド内服薬の副作用が臓器に作用し、自律神経がおかしくなったせいで上記のような症状が現れたのだと思います。
何せ、胃腸と自律神経は密接な関わりがありますからね。
薬を使わなくてもある程度の病気は治すことができる(特に免疫系の病気は)
以上が僕の体験。あのまま服用を続けていればもっと大きな副作用を起こしていたでしょう。
こうしてみるとステロイドは服用しないほうが良い。
そう思っていただけたのではないでしょうか?実際、内服薬がアリかナシかで聞かれたら僕は間違いなく”ナシ”だと答えます。
僕のようにステロイド内服薬は使い方を間違えると何の意味もありません。それどころか服用する前よりも症状が重くなることだってあるのです。
ステロイド内服薬は肌をきれいにする代わりに内臓に莫大な負担をかけることになるから。
結果的に内臓の機能が疲弊し炎症状態が起こりやすくなります。
内服薬は体の芯の機能を低下させます。つまりいくら肌がきれいになろうがいずれ、副作用が出るのは目に見えているということです。アトピーの症状を抑える代わりにほかの症状が出てしまったら本末転倒ですよね。
だからステロイド内服薬は最初から使用しない。
これが僕の実体験から導き出した結論です。


あなたが医者から内服薬を勧められてどう判断するかは自由です。使っている間は苦しみから解放され、幸せですからね。
ただそんなリスクを背負わずとも、病気を治す方法はいくらでもあります。例えば生活習慣の改善とか。むしろこれが根本的解決策になります。お金もかからない。そしてその内容を記した記事もあります(笑
*アトピーだけでなく、あらゆる生活習慣病に通ずる内容です
当たり前の内容ですがそれが出来なければ意味はありません。”知らなかった”のであれば仕方ありません。しかし”知っていても実践しない”のはあまりにももったいないことです。
内容を見てそれが実践できていなかったのなら今からでも実践に移してください。
⇒アトピー(生活習慣病)を治す生活リズム(食事、運動、睡眠)の大切さ
ステロイドを内服するくらいなら乳酸菌を摂ったほうが100倍マシ
もうひとつ。ステロイド内服薬の副作用が気になるということはそれだけ、あなたのアトピーの状態は深刻なのでしょう。
そこで生活習慣の改善が必須だと言ったわけですが、現在の環境下ではそれも難しいはず。治療にストレスがかかるわ、仕事や人付き合いで実践する時間がない。
「生活習慣の改善」と文字であらわすのは簡単ですがそれをいざ実践しようと思うと骨が折れます。アトピー治療にストレスは大敵です。なのでまずは簡単にできることからやるのも一つの手です。
個人的に体質改善を図るなら”乳酸菌の摂取”が理想的だと思っています。
しかし闇雲に手を出しても改善は見られません。バランスを是正させるためには腸内細菌叢のバランスを整える必要があるのですが、一度構築された環境を変えるのはとても難しいからです。
日本における貧富の格差問題を解決するのが難しいのと同じ。
ほら、人間関係もそうでしょ?一度グループから抜けるとそのグループに入るのが気まずくなって退散してしまうような・・
それでも正しいやり方で乳酸菌を摂ることで免疫バランスが徐々に整えられていくので、試さない手は無いと思っています。
乳酸菌については僕自身色々試してきましたが、中でもこれっていうアイテムを見つけましたので該当記事を参考にしていただければと思います。僕は今でも習慣的にそれを飲んでますが、以前より体が強くなった気がします。
多少体に悪いもの食べても、症状に出ない。何気にこれはすごいことだと思っています。まあ興味のある方は一度見てやってください。
どの対処を選ぶにしてもまずは自分が出来そうだと思ったものからやってみる。
薬で得られるものなんて総合的に見れば何もないことが分かった。であれば、後に成果として残せるモノを試したほうが100倍マシじゃないですか?