アトピーだと服を着るにしても気をつかうし、大変ですよね。


素材を一つ間違えれば痒みや湿疹が現れることがあります。ここではアトピー肌にはどんな服がいいのか、いろいろと考えてみたいと思います。
アトピーでも安心、大丈夫な素材って?
では初めにアトピー肌でも大丈夫な生地選びについて考察したいと思います。木綿、絹、ポリエステルなどいろいろな素材がありますが刺激にならない素材を選べば痒みや湿疹の発症を最大限に抑えることができます。
大きく分けて服の素材は天然繊維と化学繊維とで分かれています。
引用:http://kumatocoyote.at.webry.info/201507/article_8.html
肌の負担を考えると負担の少ない天然繊維の服を着たいですね。特に負担の少ない繊維は綿と絹。絹は最も刺激が少ないのでおすすめです。ただ少し値段が高いのと摩擦に弱く洗濯に向いていないというのがデメリットです。
なので個人的には安価で丈夫な綿繊維がいいと思います。ちなみに僕は肌着をユニクロで買っています。綿100%!結構長い間着てますが触り心地も良く丈夫なので気に入ってます。同じもの5着をまとめて購入しました(笑)
↑うち2着の写真。ちょっと汚いな。綿はしわが付きやすいのがデメリット・・
話は変わりますが天然繊維でもウール素材の服はチクチクしてイマイチ。痒くなることもあるので僕は避けています。
服は摩擦がすごいって学校の授業で習いましたよね?
服と肌にかかる摩擦のことを衣服圧と言いますがご存知でしょうか?中学校の家庭科の授業で習いましたよね。
運動をしたり立ち座りすることで摩擦が発生するというのは何となく想像できると思いますが、何と服を着ているだけで肌には負担がかかっていたというのはあまり知られていないかもしれません。
1番負担がかかるのは背中です。化学繊維など素材が硬いほど負担は大きくなるのでやはり、負担の少ない天然繊維の服を着た方が良いですね。
負担がかかるということは、それだけ痒みが増しやすいということです。もし今現在来ている服が、化学繊維の服でしたら買い換え、あるいはワセリンなどでしっかり保湿をすることです。
保湿をすれば静電気の影響も減らせますし、肌の摩擦も軽減することができます。
天然繊維なのに痒い!それは洗剤が良くないのかも
化学繊維は肌の負担になる。このことを知って天然繊維の服に買い換えたとしましょう。これで安心‥と思うのはまだ早いです。
確かに肌の負担を減らすことは可能ですがそれでもかゆみが増したり、アトピーが悪化してしまう可能性があるからです。
もしも素材を変えたのに、悪化してしまうようであればそれは洗剤が原因だったのかもしれません。一般家庭で良く使われるのが「アタック」、「アリエール」、「トップ」などCMで良く見るものをご利用になられていると思います。
それらの洗剤は名前は違うけれど中に含まれる成分はほとんど同じ。
界面活性剤、水軟化剤、アルカリ剤、工程剤、漂白剤、蛍光増白剤、酵素
大体こんな感じでしょうか。これらは弱アルカリ性の液性で汚れをしっかり洗い流すことが可能です。ただし中に含まれる材料がアトピー肌の負担になることもあります。
特に界面活性剤が衣類に残ってしまうと、肌に吸着し脂質を奪い取ってしまいます。こうなると皮膚のバリア機能が低下、乾燥やアトピーの悪化を招くことになるでしょう。
まあそうは言うものの、大手の取り扱えう洗剤は汚れを落とすうえでは有能ですし、なんといっても経済的です。僕の家も大手の洗剤を使用していますがすすぎをしっかりしているので、さほど影響は受けていないかなと言う感じです。
ただ中には洗剤の成分に反応し悪化する方もおられますので低刺激にすることに越したことはありません。
アトピー肌にいいのは洗濯石鹸と言うけれど‥
アトピーの方たちの間では洗濯石鹸が人気のようですね。界面活性剤やアルカリ剤などが入っていない洗濯用石鹸は肌の刺激になるものがなく比較的安心して使用することができます。
ただし洗濯石鹸のデメリットを知らずしてそれを安易に使うのは良くありません。
そのデメリットと言うのが洗浄力の弱さと、石鹸カスの発生です。当たり前のことですが合成洗剤よりも洗濯石鹸のほうが洗浄力は低いです。なのでひどい汚れを洗い流すことはできません。
汚れが多いまま洗濯に出してしまうと、アルカリ成分と酸性成分が混じり、中和されてしまいます。中和されるということはそれだけ洗浄力も落ちるということ。
こうして汚れが残ってしまうと洗濯物が黄ばみ、臭いの原因となります。またその時に石鹸カスも発生することに。石鹸カスはカビの繁殖につながりますので洗い方を間違えると大変なことになります。
洗濯物が黄ばんでカビだらけ。カビはアトピーの炎症の原因になるので、これなら素直に合成洗剤を選んだほうがましなのかもしれません。
ただ洗濯石鹸にはアルカリ剤が含まれたものがありますので、それを使うことによって、肌の負担を最小限に抑え、しっかりと汚れも落とすことができます。
「安心生活」という洗濯石鹸はそれが含まれていますのでそれを使ってみてもいいかもしれませんね。
肌を強くすればおしゃれもできる
以上、アトピーの方のための服の素材選びと選択洗剤の注意点をお話しさせていただきました。肌に優しい服、肌の負担にならない選択洗剤。
これらを上手に選ぶことで、アトピーも改善させることができます。ただ、改善すると言っても肌が強くなるわけではありません。だからあなたの友達が来てるようなおしゃれな服装を真似するのは少し限度があるかもしれません。
肌がもっと強くなれば・・
あの子のようにおしゃれができるかもしれません。地味な長袖Tシャツじゃなくて、かわいいワンピースや露出度の高いキャミソールも着ることができるかもしれません。
結局はアトピーを治さないことにはおしゃれができないんですよね。本当は服にもっとお金を使いたいのに、金額の高い絹や綿の肌着を選ばないといけません。
洗剤も高いものを使わないとアトピーが悪化してしまいます。これがずっと続くと思うとなんだか憂鬱になりませんか?男の僕でさえもっとおしゃれしたいですよ。
まあいずれにせよ、男女関係なくおしゃれはしたいし、根本的にアトピーを治したいと思っているはず。
当サイトでは根本治療を「生活習慣の見直し」に設定しています。食事、運動、睡眠の質を上げることで免疫力が向上しアトピーも次第に良くなっていきます。
そのうえで化粧品を使うとさらに効率的。
免疫力の向上とスキンケアを同時にすることで治療期間を短くすることができるんですね。
根本治療については以下の記事を。
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アトピーを治す生活リズム(食事、運動、睡眠)
1日1日の行動を客観的に見るとアトピーに良いこと悪いことが分かってくるようになります。 生活リズムとは生活習慣であり普段意識しなくても自然な流れで行動をとることをいいます。 ...
アイテムについては下記のリンクを辿るとみることができますので、治療の参考にしていただければと思います。