

というわけで今回は断食の話。僕にとって食と言うものはお金や睡眠、恋愛よりも優先したい大切な行事です。←とくに太っているわけではありません。
だから断食なんてクソ食らえだと思っていたのですが、それがアトピー改善になるのであればやってやろうではないか、ホトトギス。
こうして僕の断食生活は幕を開けた。ええ、あたかも最近断食を始めたみたいに書いておりますが、これは僕が20歳ぐらいのときの体験です。
ちょうど脱ステと平行して断食を実践していた頃ですね。今思えばあんな地獄のような経験はもうしたくありません。
全身から滲出液がでて動けない。
その上に1日何も食べられない。
普通に考えたら間違った治療法ですよ。なのでこれだけは言っておきます。絶対に真似をしないでください。
ただ脱ステと断食を切り分ければ話は別。
結論を言いますと断食はアトピーの改善に大きく貢献したと、そう思っています。
というわけで断食のメリットを紹介しながら、どのようにしてアトピーが改善されるのかを解明したいと思います。
なぜ断食は健康にいいのか
さて断食がアトピーの改善になるという話の前に、そもそもなぜ断食は健康に良いと言われているのでしょうか?
いくらかメリットが挙げられますが当記事では以下の3つに着目しました。
- 内臓を休める効果
- デトックス
- 免疫力アップ
それぞれ詳しく見てみましょう。
普段は疲れ切っている?内臓を休めることが大切
断食をすると体内に食べ物を取り入れることがなくなります。何かを食べれば消化機能が働きますが、食べ物が入ってこなければこの作業が必要なくなるわけですね。
消化、吸収にはエネルギーを多く消費するのでその分、エネルギーの温存ができます。
このエネルギーを皮膚の修復作用に充てれば、アトピーの症状も早く治すことができるとは思いませんか?
エネルギー源である食べ物を取り入れることは確かに大切なことですが、現在の食生活を見ると過剰摂取になっているように感じます。
そりゃあ内臓も疲れますよって。
当然、内臓が疲れると消化、吸収作用も鈍化してしまいます。そうなると、食べ物が未消化のままで全身を駆け巡ることに。アトピー患者はそれを異物と認識しやすいので、それを排出しようとして症状になって現れます。
血肉を作る食べ物を取り入れることは大切。
ただ内臓の機能が疲弊していては、丈夫な細胞を作り出すことができません。
体内に毒がたんまり?デトックスをする意味
上記の内容と少しかぶりますが食べすぎは内臓を疲弊させてしまいます。やがて消化吸収が間に合わなくなり体内には老廃物が残留することに。
そしてそれが蓄積、腸管にべっとりと、こびりつくのだとか。
喫煙者の肺がタールで真っ黒になるのと同じように、老廃物も着々と腸管を汚してしまうのです。下剤や浣腸ではこの老廃物を排泄することは不可能らしく、断食して宿便として排泄させなければなりません。
溜め込んだ老廃物や毒素を排泄することをデトックスといいます。
デトックスは健康にいいと言われていますが、それは体内の害悪がなくなるためです。当然、アトピーも老廃物や毒素が悪化要素となるので、それが排泄されれば症状も良くなります。
主にデトックスをする臓器は腎臓と肝臓部分になります。過去記事でそれらの臓器の働きをまとめていますのでそちらも合わせてご覧ください↓
-
-
アトピーで腎臓と肝臓の働きに着目した人はセンスあるよ
アトピーは肌に症状が出る病気ですが、原因は免疫の異常にあり問題は内側で起きている。 数年前は肌ばかりの対処が普通でしたが、ここ最近は免疫系の病気であることが認知されつつある ...
アトピーは免疫異常の病気。だから免疫力アップを図ること
アトピーは免疫力アップで改善するという事実をまずお伝えしておきます。
当サイトをくまなく見れば免疫力の向上でアトピーが改善する仕組みは分かると思います・・暇なときに見てください。
そして断食は免疫力アップになると・・何でも断食を2週間続けることで、体内の白血球が1.5倍から2倍になるということが研究で明らかになったのだとか。
白血球が増加することで免疫力がアップしたと表現できるかは分かりません。したがって、アトピーの改善になるかどうかも分かりません。
ただ白血球の増加で化膿性の症状は抑えられることが分かっています。黄色ブドウ球菌の増殖でアトピーは悪化するのでそれが抑えられるのは大きなこと。いやー断食ってすごいなー。
断食よりも小食を続けることが大切だと思う今日この頃
さて断食のメリットは上記を見れば十分把握できたと思います。ただ管理人、断食よりも小食を続けることのほうが負担が少なくて良いと思っているんですよね。
もちろん断食は断食でメリットは大きいのは確か。
ただそれを続けることができるのか?続けられたとしても、それがストレスになればマイナスに作用することだってあり得ます。
また断食で怖いのが好転反応です。正直、何をするにしても好転反応で言いくるめる人って結構いると思うんですよね。
薦められた温泉に入ったけど悪化しました←いや、それは好転反応です
脱ステをしたけど悪化しました←いや、それも好転反応です
確かに好転反応はあるのかもしれませんが、快方に向かわない事柄に関しても好転反応だという人が世の中にはいます。知識のない脱ステ医だったり、怪しい商品を売りつける業者だったり・・
もしも薦められた治療に一時的な悪化の可能性があったとします。果たして、自分はそれを好転反応だと判断できるか?もしかしたら断食も好転反応ではなく単なる悪化だという可能性もあります。
実践するのであればしっかりとその方法、危険性について調べること。
管理人は経験により、その判断ができるようになりましたがそれができないうちは行動に移すべきではありません。そして危険を回避するために別の方法も考えることが大切です。
僕のおすすめする小食は好転反応はないかと思います。
断食に比べれば、効果を実感できるまでに時間がかかりますが着実に快方へと向かうはずです。まあ何が言いたいのかっていうと、リスク回避も大切だと、そう言いたかった訳です。
自分が確実にできることをやっていただければと思います。食事に関しては食べないほうが良い食品、どのようなものを食べたらいいのか?それらをまとめた記事を書いていますのでそちらを参考にしてください↓
-
-
着実にアトピーを改善させる食事(治療編)
よくアトピーを治すなら食事を見直すと良いと聞きますが本当にその通りだと思います。 胃腸が免疫のほとんどを司っている アトピーに何が悪くて何が良い ...
正しい断食のやり方
個人的には小食をおすすめしますが、早くアトピーを改善させたい、確実に継続ができる自信があるという方は断食をされても構いません。
苦労はしますが改善するスピードは断食のほうが勝っていますからね。さて、肝心の断食の仕方なのですがそれにも種類があるようです。
- 1日断食(1週間に一度)
- 3日断食(1カ月に一度)
- 1週間断食(3ヶ月に一度)
以上のように色々種類がありますが、一週間断食は専門家の下で実践しないと危険を伴います。家庭でやるなら1日断食ですね。
僕が実践したのもこの1日断食です。
それ以外は体の負担も大きく危険なので、1日断食のやり方しか説明しません。それでもよければ以下をご参照。
予備断食(スポーツでいうストレッチのようなもの)
断食を実践しようと思っていきなりやるのは精神的にも肉体的にも負担がかかります。
まずは食べる量を少しずつ減らし本番に備えましょう。大体1ヶ月、継続できるようになれば1日断食に挑戦されてもいいのではないかと思います。
水はこまめに取る
断食中は固形物は一切取ってはいけません。そして一番大切なのが水をこまめに取ること。1日最低2Lは飲むようにしましょう。
どうでもいいけど水にも致死量があるんですね。何でもそうですが、多く取れば良いわけではないことが分かります。
断食終了は徐々に
予備断食があるように、終了するのも徐々にがポイント。急に今までどおりの食生活に戻すと胃腸に負担がかかり今までの苦労も水の泡になってしまいます。
最初はゼリーなどの流動食、徐々に固形食に変えていくと良いでしょう。
まとめ
以上、断食はアトピーに良いけどそれだけ我慢すべき部分もあるという話でした。治療は苦しいことばかり。それを継続させるのが一番の難関です。
ただそれさえ乗り越えることができれば必ず成果は現れます。ああ、断食って大変そうで終わってしまうのも仕方ありません。
そこでどんな治療だったら自分はできるのかを考えればそれはそれで良いと思います。やはり継続できるものから始めることが一番。その中で自分に合った治療法が見つかると良いですね。
またこの記事を読んでいるということは断食の重要性について気づけていること。表面よりも内面の要素を見ることができているのでアトピー治療もうまくいくはずです。
ただ症状は皮膚の表面に現れるのは目に見えていますので、そちらのほうの対処もしっかりされると良いでしょう。←やってるとは思いますが・・