便秘が続くとアトピーも悪化したように感じていませんか?それは腸内環境が悪化し、皮膚にも悪影響が出ている証拠。
逆に便秘を治すことでアトピーが改善される可能性も高くなります。


- 便秘で気分が優れない
- 便秘で体調不良気味になっている
おなかぎゅるぎゅるー。トイレに何時間こもっても便が出ない辛み。やっと出たかと思ったらカチコチでお尻が激痛に襲われる。便秘の方はこんな思いをされていることでしょう。
もうこんな苦痛から解放されませんか?
便秘の改善はアトピーだけではなく健康そのものを左右させますので、この機会に便秘とアトピーの関係性を知り、日々の生活を豊かなものにしましょう。
アトピーの方はどの便秘になりやすいのか?
アトピーと便秘。それだけを聞くと、皮膚と腸内での出来事なので、あまり関係性を感じられないかもしれません。
しかし腸と皮膚は密接な関わりがあるのです。
それを知ればアトピーが便秘で悪化するということにうなずけるはず。ということで以下にその関連性を明らかにしたいと思います。
今回はアトピーの方に向けて記事を書いています。
引用:http://ganclass.jp/confront/associate/astriction_kind.php
便秘の種類も色々ありますがアトピーの方は慢性便秘である可能性が高いです。
慢性便秘は弛緩性、痙攣性、直腸性と分類されますが、そのうちのどれかに当てはまります。ただしアトピーの方はもともと腸内細菌のバランスが悪化している状態にあるので正直3つのタイプはあまり重要視しません。
つまり僕が言いたいのは弛緩性だったり痙攣性関係なしに腸内細菌のバランスを整えることが重要だと、そう言いたいのです。
一般的に弛緩性の場合は不溶性食物繊維の摂取と運動が効果的ですし、痙攣性の場合は水溶性食物繊維の摂取とストレスケアが効果的です。
食物繊維の種類については以下参照。
引用:http://www.kenko-sakas.com/hpgen/HPB/entries/83.html
ただ繰り返し言いますがアトピーの方は腸内細菌のバランスが大きく影響し、便秘につながっているのでその対処が重要です。
腸内細菌のバランスが崩壊すると腸そのものの機能が失われ、便秘などの症状が現れることが分かっています。
それは腸内細菌が免疫機能機能に深く関わっているのですが、深入りすると説明が長くなるので今回その説明はしません。
とにかく腸内細菌のバランス崩壊が便秘を引き起こすということです。さてそれが分かったところでようやく本題に移ります。
なぜ便秘になるとアトピーが悪化するのか?
なぜ便秘になるとアトピーが悪化してしまうのか?
それは腸内細菌のバランスの崩壊で悪玉菌が活性化するからです。
その悪玉菌が毒素を排出し、血液中に毒素や未消化たんぱく質が滲出することでアトピーなど様々な健康被害を起こす可能性が上がります。
ではもう少し詳しく見てみましょうか。
悪玉菌が皮膚に及ぼす影響とその仕組み
悪玉菌が毒素を排出し血液中に毒素や未消化タンパク質が滲出する。この説明だけではなんのこっちゃですよね。
まず腸内細菌のバランスが崩れると悪玉菌が優位の状態になり活性化します。そもそもアトピーの方はTh1、Th2のバランスが欠けていることから悪玉菌が増殖しやすい傾向があります。(正しくはカンジダ菌が繁殖しているからth2に傾きやすいというべきか・・)
そして悪玉菌が優位になると毒素を排出。その毒素は腸粘膜を溶かし腸壁を傷つけます。やがて傷ついた腸壁は修復が間に合わず穴が開くことに。
これをリーキーガット症候群と呼ぶのですがそうなることで穴の開いた腸壁から血液中に異物が流れ込むことになります。
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血液中にはリンパ球が存在し、異物を見つけると排除しようと働きかけます。しかし開いた穴からどんどん異物が流れ込むものだから免疫システムが過剰に反応することに。
そしてその過剰反応により異物を体外に排出しようとする反応がアトピーの症状として現れるわけです。
一旦、過剰反応を起こすとありとあらゆるものを異物として認識してしまいます。
例えばダニやほこり、食べ物で言えば鶏肉やりんごなど。
悪玉菌が直接、皮膚を傷つけているわけではありませんが、アトピーに深く関わっているというのは何となくでも伝わったのではないでしょうか?
管理人の考察(アレルゲン編)
腸内細菌のバランスの是正
以上、便秘がアトピーを悪化させる仕組みの解説でした。
さて便秘を改善するには腸内環境を整える必要があるわけですがその方法は以下の2つが挙げられます↓
- 善玉菌の活性化
- 悪玉菌の抑制
これが最も有効な方法となります。どれか一つやればいいということではなくどちらも実践することで相乗効果を生み、便秘の改善が見込めます。
便秘の改善に一番に思いつくのが乳酸菌の摂取でしょう。
実際アトピーにおいても乳酸菌が効くと一度は聞いたことがあるはずです。多くの企業が乳酸菌が体に良いと宣伝していますからね。上記の仕組みを理解すれば腸内細菌バランスを整える乳酸菌はアトピーにも良いということになります。
果たしてそれは本当なのか?僕も乳酸菌サプリには結構、手を出してきたわけですがその結果を下記の記事で明らかにしていますので興味のある方はご一読ください↓
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アトピーに乳酸菌が良い理由と改善率を格段にアップさせる方法
アトピーには乳酸菌が良い・・ このようなフレーズをCMや広告などを通じて多く聞くようになりました。企業はこぞって研究を進め、「うちが開発した乳酸菌こそアトピーにいいんだ」と ...
まあ、こういった道具ばかりに頼ってしまうと生活面において疎かになってしまう恐れもありますので注意が必要です。便秘というのは体内機能が衰えていることを意味します。
逆に食事、運動、睡眠の質を向上させることができれば体内機能が回復し、便秘も解消されます。
サプリ等試すのは自由ですが根本的にやるべきこと(生活習慣の改善)をやったうえで試すようにすると効果を実感できるようになるでしょう。
まとめ
というわけで今回はアトピーと便秘の関係について記事を書かせていただきました。
便秘を治すこと=体内機能が回復したことを意味しますのでアトピーも改善させることができます。
ただ皮膚のバリア機能はまだまだ衰えている状態だと思いますのでしっかりスキンケアも意識すること。
近年では皮膚においても常在菌の働きが重要視されていますので、ぜひ菌バランスも整えてあげる工夫をしてください。下記では菌バランスの是正においてどうするべきか?そのうえで役立つアイテムを紹介していますので一度覗いてみることをおすすめします↓
では今日はここまでヾ(・・)