少し体を引っ掻いただけで爪には赤黒い垢が溜まっている・・

どうしてアトピーだとこんなにも垢が溜まってしまうのか。垢を抑える方法はあるのか?
今回はそのあたりを追求し解決をはかろうと思います。
垢自体は肌を守るために重要なもの
ご存知の方も多いとは思いますが垢自体は肌を守るために重要な存在です。
垢と言えば言い方が悪いですが、その正体は不要になった角質層。←いや大して変わんねえよと・・
不要ではありますが、それが外部の刺激や汚れから身を守ってくれるため適度な垢が必要なのです。
ただし、垢にも良質なものとそうでないものがあります。
良質なものは白っぽい色をしているのですが、そうでないものは赤黒い色をしています。
常在菌の関係で垢の色が変わる
なぜ良質な垢とそうでないものが存在するのか?
新陳代謝の働き方や汚れの吸着度合いにもよりますがそれ加え、皮膚の常在菌バランスも関係していると言われています。
アトピーの方がよく目にするのが赤黒い垢。
引っ掻くことで血が混じってしまい、どうしてもその色になってしまいがちですがそれを抜きにしても黒っぽい垢になりやすいと言えます。
また他の人よりもその量が多いと感じている方もいるかもしれません。
恐らく垢の排出量は一般人と同様、あるいは少ないと個人的には思っています。
ちょっと引っ掻くだけで大量の垢が・・それは垢だけではなく、本来削り取られることのない角質層をも削ってしまっているからそう感じるのでしょう。
新陳代謝が良ければおのずと排泄される垢も増えますが、アトピーの方は新陳代謝が滞っている状態。
皮膚の生まれ変わりが遅いからこそ、ちょっとの刺激に耐えることができず、余計な角質層をも傷つけてしまいます。
そして垢の色の話に戻ります。
先述したように皮膚の常在菌バランスの変化によっても色が変わるという話。
皮膚常在菌は大きく分けて、表皮ブドウ球菌、日和見菌、黄色ブドウ球菌が生息しています。
アトピーの方は黄色ブドウ球菌の数が一般人と比べ多いことが分かっています。そしてこの菌の出す毒素が原因で垢が赤黒くなる。
リンゴを放置するとどんどん黒くなっていくように、菌の排出する毒素によって物質の酸化を引き起こし垢も黒くなるという仕組みです。
皮膚常在菌については後のリンク記事で詳しく解説しますので、良かったらそれも合わせて読むと理解を深めることができるはずです。
肌を強くするということは
肌を強くすることができれば自然と垢の量も減らすことができます。
角質層が整えば少しの刺激で皮膚が削れることがなくなりますし、肌に潤いが戻れば皮膚の常在菌バランスも安定するからです。
ただし、アトピーの方はもともと肌の機能が万全ではありませんので普段の生活習慣の見直しに加え、化粧品を用いるなどの対策が必要となります。
間違ってはいけないのが、軸はあくまで生活習慣の改善。
化粧品の使用は肌の強化をサポートする道具であって直接肌を強くすることができません。
また肌の刺激になることを避けることも大切。
例えば、普段使っているシャンプーや石鹸選び、着用する服などを工夫することで皮膚の負担を減らすことができます。
何かとこれを使えば良くなる、これを食べれば良くなるなど、体に+になることを重視しがちですが、いかに-になりうることを防ぐかも同じように大切だということです。
何事もバランスが大切
要はバランスが大切だということ。腸内環境にしたって皮膚の常在菌バランスにしたって一定のバランスが保たれることで、健康的な生活を送ることができます。
アトピーの方を見ると、腸内環境も良くありませんし、皮膚の常在菌バランスも最悪です。
残念ながらこの問題は薬(ステロイド、内服薬)では解決することができません。
この問題は自分自身の力(免疫力の是正)が必要となります。
ただ今まで皮膚や免疫に負担をかけすぎたせいか、バランスを安定させるにはかなりの時間が必要です。
そこで先述した化粧品やサプリの活用が選択肢にあがります。
もちろん何でもいいわけではありません。訳の分からない成分が入った化粧品やサプリを試しても意味が無いです。
- 選ぶなら、バランスを整えるにあたって有効かどうか?
- これを使うと腸内環境は改善できるのか?
- これを使えば皮膚常在菌バランスは整えることができるのか?
試すのであれば、それを適切に判断し見極める必要があります。
個人的にサプリなら乳酸菌、化粧品で言えば下記で紹介するアイテムなどが良いと思っています。
特に皮膚が弱く、できることなら早い結果がほしいという方は下記で紹介するアイテムがおすすめ。まずはお試し価格で始めることができるので、興味をお持ちの方はご利用ください。
私事ですが、日々の生活習慣の改善とそのアイテムの利用で垢が前ほど気にならなくなりました。そもそも体を掻くこと自体が減った。
なので毎日、めんどくさい爪の掃除も不要です。
もう僕の爪の垢を煎じて飲ませることができないのだよ←キモい
まあこんな感じで肌を強くすることができれば垢も抑えられるので、あなたも丈夫な肌を目指していただけたらと思います。