アトピーの方は頭皮が乾燥しやすい分、何かとシャンプーにはこだわりがあるのではないでしょうか?
ただ実際に自分に合っているシャンプーを見つけ出すのは難しいものです。頭皮にあっていない場合は必ずと言っていいほど”ふけ”がでます。
僕も田舎の祖母の家に泊まりに行ったときにその家のシャンプーを使った際は大惨事でした。
一日でこんなにも頭皮の状態が悪くなるとは思ってもみなかった。それだけシャンプーが与える影響と言うものは大きいということですね。
もうこんな過ちを繰り返さないよう反省し、これからはマイシャンプーを持って出かけるようにしたいと思います。
・・回想・・
頭が痒くて、気づいたら頭を掻いている自分がいる。下を見ると床が真っ白におおいつくされていた。
これが本当の雪ならきれいなものなのに、この雪は決して解けることのない雪。頭に手を伸ばすほど降り積もり、イライラと気持ち悪さだけが募っていく・・
さて、過去の話は置いといて、今回は管理人のような大惨事を防ぐためにシャンプー選びについて記事を書こうと思います。
フケがでて、他人から氷のように冷たい視線を浴びないように。何より、頭皮の痒みと湿疹を治し、苦しみから解放されるために。
なぜあんなにもシャンプーに種類があるの?
ふと疑問に思ったのですが、なぜ揃いもそろって企業はあんなに多くの種類のシャンプーを出しているのでしょうか?
自信があるなら一種に絞ればいいのにね。
まあそれは人の頭皮の状態に合わせているからなのでしょうが、それならそれで頭皮の状態別に分けて分かりやすくしてほしいものです。
大きく分けると頭皮の種類には標準、乾燥系、オイリー性に分けられます。
健康的な頭皮は乾燥、オイリーに属さず、頭皮に潤いがあり適度に皮脂が分泌された状態にあります。
そこでシャンプーの種類を大きく分けると、高級アルコールシャンプー、石鹸系シャンプー、アミノ酸系シャンプーに大別されます。何が違うのかと言うと主に洗浄力に違いがあります。
高級アルコールシャンプーが高い洗浄力を持ち次にアミノ酸系、石鹸系と続きます。高級アルコールと言うと高品質のような印象を受けますが実際は安価な界面活性剤から作られることが多いです。
市販のシャンプーは一般的に高級アルコールシャンプーが多く、この手のものは洗浄力が強くあまりアトピーの方の頭皮にはよくありません。
アトピーの方は乾燥性の頭皮の方が多いのでできれば石鹸系、アミノ酸系を使うことをオススメします。実際に僕もアミノ酸系シャンプーを使用しています。
最近では一般人のシャンプーの知識レベルが上がっていることから市販でもアミノ酸系シャンプーを見かけるようになりましたね。
それでもそれを大々的に謳わないのは、まだまだ僕たちの知識レベルが低いことと低下価格のものを求めるユーザーが多いからでしょう。汚れ落とせて安ければなんでもいいみたいな・・
仮に洗浄力の強い、高級アルコールシャンプーが肌の負担になることをみんなが知ってしまうとどうなるでしょうか。大手も大々的にアミノ酸系シャンプーの開発に取り組むでしょうね。
そしたら価格競争になるからもっと安く手に入れることができるんだけどなあ。←勝手な願望です。
個人的に高級アルコールシャンプーの必要性は無いと思っていますが企業にとっては大切な商売道具です。
だから芸能人やCMを使って必死になって宣伝しているんですよね。これでビジネスが成り立っているので僕にはどうすることもできません。需要があるから売れる。ただそれだけのこと。
ただ頭皮が弱い方にとっては、デメリットが大きく、何の知識も持たないままそれを使用し続けると大変なことになります。あ、この記事を見てるってことはもうその状況下にあるのか・・
シャンプー選びも大切ですが、髪の洗い方も注意が必要
アトピーだとシャンプーがあっておらず、ついついシャンプー選びに時間を取られるところですが、髪の洗い方にも注意しなければなりません。
実際、僕がお世話になっている美容師さんもシャンプーだけじゃなくて髪の洗い方でフケを抑えることができると言っています。
というわけで以下にその方法をご紹介します。
1.シャンプーを付ける前にブラッシングとすすぎ洗いを
まず一つ目。シャンプーで髪を洗う前にブラッシングをし、十分に髪をすすぎ洗いしておくこと。
こうすることで、髪に付着した汚れの70%を洗い流すことができます。髪の表面だけでなく、指の腹を使って地肌を優しくマッサージするように洗うことがコツです。
2.シャンプーは泡立ててから洗うこと
すすぎ洗いを終えたらシャンプーで髪を洗います。
手のひらに約5mlシャンプーを取り、十分に泡立ててから頭皮付けるようにすると良いです。髪を洗うというより頭皮を洗う感覚で洗ってあげてください。
指の腹で細かく優しくマッサージをするように洗うと肌を傷つけることなく洗うことができます。
入念なすすぎ洗いを
洗髪後はすすぎ洗いを。髪を洗う時間よりもすすぐ時間を多くとることで洗剤を完全に洗い流すことができます。
くれぐれも洗剤が頭皮に残ることの内容に心がけてください。
アトピーの方でも安心して使えるシャンプー
さて上の話では正しい髪の洗い方と、市販のシャンプーは洗浄力が強くあまりオススメではないということをお伝えしました。
洗浄力が強いと皮脂を根こそぎ落とし、皮膚のバリア機能の崩壊を招きます。ふけは頭皮の角質細胞が剥がれ落ちたものです。
また、ふけにもいくつか種類があり、乾性のものと脂性のものがありますがいずれも頭皮のバリア機能崩壊によって生まれるものだと思ってかまいません。
そしてそのバリア機能の崩壊を招いているものの一つが洗浄力の強いシャンプーだったというわけ。
一般的に乾性のふけと脂性のふけが出る方の対処はしっかり区別するべきだといわれていますが、シャンプーにおいてはある程度皮脂を洗い流せ、頭皮にダメージが少ないアミノ酸系が適していると言えます。
上記で僕もアミノ酸系シャンプーを使用していると言いましたが、そのシャンプー名が「うるおって」という商品です。
-自宅にて撮影-
このシャンプーのいい点は抗炎症成分が含まれている点とリンスがいらないという点。この2つの利点が大きかったので愛用させていただいてます。具体的な利点については以下の通り↓
抗炎症成分ってなに?
まずはじめに抗炎症成分があるという点。
頭皮のバリア機能が崩壊し、次に何が起こるのかと言うと炎症です。この炎症に対処をしない限り頭皮トラブルを解消することができません。
シャンプーを変えるといっても、無添加であればいい。こんな考えをお持ちの方が多いですが、実はそれだけでは頭皮の状態は良くなりません。
なぜなら無添加にしたところで、頭皮に起きている炎症自体を食い止めることができないからです。
そんなのは家事が起きているのに消火活動せずに中の家具や燃えやすいものを外に運ぶのと同じです。
僕がいくらシャンプーを変えても効果が無かったのはまさにこれ。その点、「うるおって」であれば植物エキスが配合されていることから抗炎症作用も働き、うるおいも与えてくれます。
消火活動に加えて、新しく家を建てる、そんなイメージです。
頭皮にダメージを与えているリンスがいらない
「うるおって」を使う利点のもうひとつがリンス不要だという点です。
大抵のリンスにはシリコンと言うアトピーの方にはよくない物質が含まれています。このシリコンが作用すると髪がつるつるさらさらになった感覚を得ることができます。
本当は感覚だけであって髪にダメージを負わせているんですけどね。
外見は超キレイだけど、壁紙はがすとカビだらけだった。それと同じです。
まあ今回はそのことについては詳しく触れませんが頭皮の状態を悪化させるリンスを使わないで良いと言うのは頭皮ケアにおいては重要だということです。
「うるおって」を使えば植物成分が髪と頭皮に潤いを与えてくれるのでリンスを使う必要がありません。
以上、2つの特性からうるおってというシャンプーをオススメします。
- 良いシャンプーが見つからない
- ふけが出て仕事に集中できない
- 頭皮が痒くてうんざり
- 不潔だと思われるのは嫌だ!
こんな風に思っているのなら一度試してみてはいかがでしょうか?ふけの出ない未来を想像してみてください。もう痒みに襲われなくて済みますし、周囲の人たちから氷のような視線を浴びることもなくなります。
うるおってのデメリットを挙げるとするなら
さてべた褒めしたうるおってですがデメリットもあります。
髪がキシキシする
それはノンシリコンであるため少しキシキシした感覚があるということ。
そして植物性アレルギーの方が使用すると返って炎症が悪化するかもしれないということ。リンスも使わない分、どうしても初めはキシキシした感覚になると思いますが使っていくうちに髪本来のハリとコシを取り戻すことができます。
リンスでさらさら、つやつやを維持しようとしていたのにそれが逆効果だった。痛んだ髪のダメージはすぐには消すことができません。
うるおってを使用した後はキシキシした感じになるかもしれませんが着実に潤いを与え、傷んだ髪のダメージを修復してくれています。
我慢するのは初めだけ。髪本来のつや、ハリが取り戻せるのですから、
得られるメリットは大きいですよね。
植物性アレルギーの方はご注意を
次に植物性アレルギーの方はお勧めできないと言う点です。
たくさんの植物エキスがうるおってに含まれているので返って悪化する可能性は高いといえます。そういった方は市販のシャンプーコーナーでも良く見る無添加石鹸シャンプーを使用すると良いでしょう。
アミノ酸系シャンプー自体が植物性成分で作られたものが多いのでオススメできないのが残念です。
炎症を鎮めるもう一つの方法
以上シャンプーを変えることで、ふけなどの頭皮トラブルを解消できると言う話でした。
頭皮トラブルは炎症が起こった状態なのでそれに対する対処が必要だということが分かったと思います。もうひとつ炎症を抑える方法として保湿剤を使用するという方法があります。
シャンプーの場合はあくまで皮脂を洗い流す目的で使用するためあまり効率よく炎症を鎮めることができません。
そこで有効なのが抗炎症作用のある保湿剤の使用です。
それについては以下の記事で詳しく説明していますのでぜひ一読していただければと思います↓
ぶっちゃけ、炎症を抑える目的で作られているので、シャンプーを変えるより効き目が高いうえに、症状もすぐ良くなります。なので保湿剤の使用も視野に入れると良いと思います。