

アトピー暦=現在の年齢の僕はありとあらゆるアトピーから来る苦しみを味わってきました。
僕の場合は遺伝によるもので小さい頃からステロイド治療を受けてきました。今でこそ薬はあまり使わなくてもいいまでに回復しましたが、当時の僕はステロイドなしでは生活ができないほど症状が重かったのです。
そして一番症状に現れてほしくない部分が”顔”です。
顔は人目につきやすいということもあり、是が非でも症状を抑えることに必死でした。み、見るなー。”いないいないばあ”をしたらずっとその手で顔を覆い隠していたいくらい、顔を見られるのが嫌でした。
症状よりもアトピーを変な目で見られる事のほうが僕にとっては大きな苦しみだったのです。
しかしその症状を抑えるにも、ただ単にステロイドを塗りたくるといった対処しか知らなかったし、知らされることもありませんでした。
本当、当時の知識の無い僕をしかってやりたいですよ。
だってその行為、症状を抑えるならまだしも、副作用の影響をもろに受ける行為なのですから。
もしもあなたも顔にステロイドを塗りたくっているのなら今すぐに、その対処を改めなければなりません。
かと言って、いきなり脱ステをすると症状は一気に悪化します。
そこで今回は徐々に顔の症状を改善させる方法をご紹介したいと思います。
これができればステロイドから離れることができるでしょう。
もう人に顔を見られても堂々と前を向いて歩けるようになるでしょう。
ステロイド以外の顔のアトピーの治し方
もちろんステロイドを塗るという行為自体が間違っているのではありません。
問題はステロイドだけで顔のアトピーを抑えようとすることにあります。なぜステロイドを塗り続ける行為が間違っているのかは薬の知識を身につければ分かります。
詳しくはこちらに書いていますので参考にしていただければと思います。
簡単に言うと、顔は皮膚が薄い場所なのでステロイドの副作用を受けやすいということです。
引用:http://www.nhk.or.jp/kenko/kenkotoday/archives/2015/07/0714.html
上の図はステロイドの影響を受けやすい度合いを表すもの。
比率を見ると分かると思いますが、皮膚の場所によってステロイドの吸収率が変わっています。
これは皮膚の厚さによって変わるのですが皮膚の薄い部分ほど、ステロイドの吸収率は比例して高くなります。
上の図を見ると顔は皮膚が薄くステロイドの吸収率が高いという判断ができます。
つまりそれだけ副作用の影響も受けやすいということを示し、ランクを使い分けないで使用してしまうと副作用で悪化しても何ら不思議ではないのです。
だから薬を使用する際はランクをしっかりと使い分けること。
できることなら薬を使わないほうが好ましいとさえ僕は思っています。
では薬以外に顔の症状を抑えるにはどうすればいいのか?
その質問に答えるために今回は薬以外での顔のアトピーの治し方を3つに分けて、ご紹介させていただきます。くれぐれも薬だけで治そうとすることの無いようにご注意を。
その行為はハロウィンでゾンビのメークをしているのと同じ行為に相当しますので。
洗っても落ちないゾンビメークをね。
1.洗顔法を変える
まず一つ目。朝起きたとき、お風呂に入ったときはほとんどの確立で顔を洗われるかと思います。
そこでよく洗顔クリームを使用される方がいらっしゃるのですが、あなたはどうでしょうか?使用しているという方もいれば全く使っていないという方もいるでしょう。
僕の場合は使わない側に入ります。
使うにしても余程、肌がテカテカな状態であるときにしか使用しません。もちろん、そうするのには理由があって、洗顔クリームの成分は肌の刺激になる物質が含まれている可能性が高いからです。
肌にダメージを負わせてまで僕は汚れを取ろうとは思いません。
汚れなんて水だけで十分落ちますからね。それにアトピーの方は皮脂分泌量も少ない傾向にあるのであまり洗顔クリームを使うメリットも無いかなと思います。
逆にアトピーでニキビができるという方は皮脂分泌量が多いことを示します。
皮脂分泌量が多いとそれを餌にアクネ菌が増殖し炎症を引き起こします。そういった皮脂分泌量の多い方は洗顔クリームが有効なのでそちらを利用しましょう。
また皮脂分泌量の調整に洗顔後は保湿剤を使用することが大切。皮脂が多いのに保湿剤を使うのは腑に落ちないという方もいますがそれは違います。
皮脂を出そうとするのは保湿が足りていないからであり、それを補おうとして皮脂が過剰に分泌してしまうのです。というわけで洗顔のあとはなるべく保湿を心掛けるように徹底しましょう。
話をまとめるとニキビのある方は洗顔クリームを使い、そのあとは保湿の徹底。
そうでない方は洗顔法を水洗いにすること。水洗顔の後、乾燥が気になるようでしたら保湿を心がけてください。
いずれにせよ、自身の肌の状況に合わせて洗顔法を変えていただければと思います。
2.シャンプーを変える
2つ目の対策がシャンプーを変えること。
案外シャンプーが顔に掛かりそれが刺激となって重症化することもあります。特に頭皮湿疹や頭皮の乾燥などの症状がある場合は肌にシャンプーが合っていないという証拠。
なのでそういった場合はシャンプーを変えることをおすすめします。
もちろんシャンプーに限らずリンスも同じことが言えます。
ぶっちゃけ、リンスのほうが刺激になる成分(界面活性剤)が含まれている可能性が高いのでそちらの見直しのほうを優先させるべきですが・・
ちなみに現在僕が使っているシャンプーはリンスいらずで無添加仕様。
頭皮の乾燥でお悩みの方はこちらに詳しく記事にしておりますので良かったらご覧ください↓
こういった毎日使うものはやはり安心して使えるものがいいですよね。逆に有害成分が入ったものを毎日使っている姿を想像するとゾッとします。
朝起きた時、髪を洗ったときに抜け毛が多いなと感じたら、それは有害成分の影響を受けている可能性がありますので、シャンプーの見直しをしたほうが良さそうです。
3.免疫力の強化
僕がアトピーを治す上で最も重点を置いているのが免疫力の強化です。
免疫力の強化というよりは免疫機能を正常にするといったほうが正しい言い方となります。
ただやること自体は免疫力の強化とさほど相違ありませんので分かりやすく免疫力の強化という表現をしています。←いや、分かりづらいわ!
それはさておき免疫力の強化とは一体何なのか?
それをこの記事内で説明するととんでもない文字量になってしまうのでここでは詳しく解説しません。
その本質を知りたいのなら当ブログに答えが書いてありますのでカテゴリより読み進めていただければと思います。(アトピー治療というカテゴリです)
簡単に説明すると免疫力の強化というのは食事、運動、睡眠である程度、実現することが可能だという事。それをサポートするために乳酸菌や抗酸化物質の入ったサプリを摂ったりするわけです。
ただ食事にしろ、運動にしろ、睡眠にしろそれぞれ正しい方法というのがあります。
基本中の基本のことなので案外軽視されがちでそこまで深追いして知識を身に着けている方はそういないと思うんですよね。
そしてその微妙な解釈の違いが免疫力の低下を招くなんてこともあるのです。つまり当たり前だと思っていたことも実は深く掘り下げてみるとそれは間違いである可能性があるということです。
深追いして知識を身に着けると今まで当たり前だと思っていたことも当たり前ではなかったと気づき、新しい発見をするかもしれません。
手っ取り早く顔のアトピーを改善させたい!
以上アトピーが顔にできたときの3つの対処法でした。
症状を早く抑えたいのならステロイドを使うこと。
ただステロイドは長期的に使ってしまうと副作用が出ますので計画的に使わなければなりません。
そんなリスクを取るなら今回ご紹介した3つの対策(1.洗顔法を変える、2.シャンプーを変える、3.免疫力の強化)を実践したほうが良いです。
いずれにせよ顔にアトピーができると憂鬱になりますので早急に対処したいところです。
- 顔を見られたくない
- 気持ち悪いと思われたくない
その気持ちは痛いほど分かりますが、治療というものはある程度の時間を要します。
あせらず自分のペースでゆっくりと治してください。
どうしても、早く治したいのなら、美容液や保湿剤の使用も視野にいれましょう。
顔はもともと皮膚が薄いところだというのは分かったと思います。
皮膚が薄いということはそれだけ皮膚バリアが弱いということです。
以下で紹介するアイテムは菌バランスを整え、皮膚のバリア機能をアップさせる目的で作られています。
単なる保湿や補填ではなく、自分自身の機能をアップさせるそんな目的が。
管理人も顔だけにはアトピーが表れてほしくありません。そういったときは素直に道具の力を借りることもありなんだと思っています。
顔だけでも症状が治まれば・・
- 学校に行くのも憂鬱でなくなります
- 人の視線も気にならなくなります
- 前を向いて会話ができるようになります
まあこれは僕の顔のアトピーが改善されて感じたことですが、きっとあなたもこのように感じるはずです。
きれいな顔になれば満面の笑みをみんなに振りまける。
笑顔になれるって良いですよね。