アトピーは辛い。
この病気を患っている人全てがそう思っているでしょう。
何が辛いのかっていうと、もう生きているだけで辛いのじゃ。
痒みと痛みが交互に襲いかかってそれが毎日続く。治療法が確立されていないので常に不安が付きまとう。人から変な目で見られるし、この辛さを理解してもらえないもどかしさ。
それどころかアトピーの人が弱音を吐くのは甘えだと言う輩もいるものだから身体だけじゃなくて心もズタボロになっていきます。
いつしか精神を蝕まれ、あんなに強くアトピーを治したいと心の中で思っていたことすら消失し、絶望に打ちひしがれます。
それでも治療を続けなければいけない。今回はそういう話になります。
この病気を患ってただ一つだけ良かったと思えること
本題に入る前にちょこっと管理人の過去のお話をしておきます。僕がどのようにこの病気と向き合うことができたのかという話。
絶望に打ちひしがれた状態で情報を見ても行動につながりませんからね。では以下本文↓
アトピーを患って今まで心から幸せだと思ったことは僕自身ありません。
アトピーじゃなかったらどれだけ幸せな生活を送れるだろう。そんなことを考えながら生きてきました。
その理想を求めて日々アトピー治療に明け暮れるわけですが、思いとは裏腹に症状は悪化する一方でした。ありとあらゆる治療を試しますが全く成果に表れない。待っているのは絶望です。
治療することの意味、いや生きていくことの目的すらも分からなくなってしまい、全てがどうでもよくなりました。
アトピーを治して幸せになるビジョンよりも、この世から消え去って楽になるビジョンが鮮明に見え、現実的だと感じるようになりました。それでも僕は小さな人間ですので自ら命を絶つ勇気はありません。
楽しいことをしていると時間があっという間に感じるのでしょうが、絶望を感じている間は時間がゆっくりと進んでいる感覚に見舞われます。やることが無いのでその時間はボーッとしているか何かを考える時間となります。
考えると言うよりは考えさせられると言うべきでしょうか。
唯一アトピーを患ってよかったと思うこと。
それはこれからの人生を考えさせられる時間を作ってくれたことです。
考えさせられることで人とは違う考えをするようになります。例えば多くの人が教育通りの生き方が正しいと思う中で、いやそれは間違っているかもしれないと考える。
果たして高校を出て大学へ進学し大企業に就職するのが安定と言えるだろうか?病気を患っている人全てが自分を不幸だと思っているのか?
挙げるとキリが無いのですが、考えさせられたことで、今まで定着していた考え以外のことを考えることができるようになります。
そう考えるとアトピー治療に正解なんて無いということがよく分かる。
どんなに筋の通った論文でも、どんなに権威のある学者が言ったこともそれが自分に当てはまるとは限りません。答えは自分の中にあるのだから。
辛い経験をするからこそリスク回避ができる
人間誰しも生きていれば大きな壁にぶち当たるものです。お金の問題、仕事の問題、家庭内の問題。その問題を突きつけられた時は皆、辛いと思うはずです。
それでも頑張って問題を解消しようとする。その時に初めて考えさせられるのです。世の中、問題の解消法はいくらでもあるわけですが、考えが甘いと痛い目にあいます。下手をすれば死に追いやられる場合もあります。
今まで辛い思いをした事がない方は考える時間を取れていなかったので、選択肢は自然と少なくなります。だから余計に辛い思いをすることになる。
その点今までに辛い思いをした方は考えさせる時間があったので、常に考えながら生活を送るようになります。だから目先のリスクを敏感に捉える事ができ、問題にぶち当たった時も冷静に対処する事ができます。


辛い思いをしてきたからこそ、これからどうやって生きていけば辛い思いをしないで済むか。
それを考える事ができる人間になれます。また問題に遭遇したとしても適切に対処することができます。
あとは”今の問題”をどう解消していくか?
はい、というわけでね、辛い思いをすることは生きる上で必要なことなんだと僕は思います。
どんなに気分を紛らわそうと思っても辛いものは辛いです。
その辛みとなっている原因を解消しない限りは、ずっと苦しみを抱えながら生活を送っていかなければなりません。
アトピーが辛い。
であれば、それを解消するためにはアトピーを治す選択肢しかありません。
ではどうやって治すのか?
考えるんだよ。答えはないから自分で考えて答えを出すしか無いのです。
絶望の淵に立たされる前までは他人任せで治療をしていなかったでしょうか?
親や友人、医者は精神的支えにはなりますが病気自体を治すことはできません。治すのは自分自身。どんなに辛くとも、その辛さを嘆いても、状況は変わりません。
でも辛いからこそより多くの視点で考える事ができるようになります。
そしてその考えの正当性を確かめるために行動をとります。
正解がないから考える。考えた結果が正解とは限らないので行動して確かめる。こうやってアトピーは治していくものです。
当ブログはその考え、経験をもとに記事を作成しています。
時間があればご一読を。
それをどう捉えるかは人それぞれ。より多くの視点、脳を働かせ自分の中に落とし込んで読むことで正解が見つかるかもしれません。
どうしても辛い時はリフレッシュを
どんなに視野を広げて考えても問題を解決できない時があります。
とくに考え抜いて行動した結果、それが失敗となってしまった時なんかはへこんでしまいます。アトピーもそう簡単に治る病気ではありませんので、失敗することを前提として治療を施していかなければなりません。
考えてもどうすればいいのか分からない。行動に移して成果が現れなかった時などは一度リフレッシュをすると良いでしょう。リフレッシュの方法はなんでもいいです。
本を読んだり、美味しいもの食べたり、ぱーっと遊びに出たり。ボーッとすることで脳が覚醒すると言われていますので時にはそんな時間を設けたり・・
生きている限り失敗は何回でもしてもいいのだから、いつでも最高の状態で挑戦できるように小休止を。失敗をリスクだと思いためらう人もいますが失敗を恐れて機会損失をする方がリスクです。
どうせならそのリスクすら楽しみながら生きていきましょう。(無茶ぶり)
では今日はここまで( ´∀`)