アトピーを治せる医者なんて存在しない。例えその医者が名医だといわれていたとしても。僕が20年以上アトピーと戦いながら思ったことです。
いきなりこんなことを言うと絶望しかありませんね。あくまで個人的な観点から出した答えなのであまり真に受ける必要はありません。必死で名医を当たれば治る可能性はあります。
僕も結構アトピーを治せると言われる皮膚科を何件も当たったんですけどね。それでもこの病気は治りませんでした。
そこに労力を使うなら、良い皮膚科医を見つけるのではなく、自分で治し方を見つけることに労力を割いたほうが効率的かなと思ったのです。
アトピーを治せることで評判のいい名医一覧
まあ複数の病院を回るか、自分で治していくのか。それを早々に決める必要はありません。病院を回ってだめなら、自分で治していけばいいという考えを持ってもいいということです。
それで治るんだったら、気持ち的にも楽ですからね。
というわけで、以下にアトピーを治せることで有名な病院をご紹介します。
丹波療法で有名な土佐清水病院(高知県)
アトピーを治せる病院を上げてみろと言われたら土佐清水病院が筆頭にあがります。それくらい有名な病院です。主に丹波療法という治療法を使ってアトピーを治していく形となります。
丹波療法とは・・院長の丹波先生が考案した治療法。主に活性酸素がアトピーを悪化させるとしてそれを取り除く、ステロイドや食品で治していく治療法です。治療費が保険適用ではないので、通常の病院と比べると高額となります。
高知県以外にも診療所が新潟、大宮(埼玉県)、加賀(石川県)、名古屋、新大阪、岡山、福岡にあるので丹波療法を試してみたいという方は近くの診療所を当たると良いでしょう。
淀川キリスト教病院(大阪)
元院長である玉置昭治氏の方針を受け継いだ病院。主にアトピーはストレスが原因で発症するという考えの元、精神面でのケアを重視、そのほか食事や睡眠と言った生活習慣の改善といった自然治癒を目指しています。
僕と考えが似ていることから割と信頼できる病院。←あくまで個人的意見。
ちなみに玉置医師は2016年現在、尼崎医療生協病院で診療をされています。
国立成育医療研究センター(東京都)
ここの院長、大矢幸弘先生も有名な方ですよねー。とくにステロイドの扱い方がうまいなと個人的に思います。
ステロイドの危険性を踏まえ、安全に薬を使っていくにはどうすればいいのかを知っているので、こちらも安心して治療を続けられると思います。こんなこと言って何年もステロイド出してたら笑うけどね・・
そのほかの病院
ここでいくら病院を紹介しても遠ければ行けませんよね。病院探しも大変だー。
というわけで全国で最寄りの病院が探せるサイトがありましたのでそちらのURLを張り付けておきます↓
結局診察を受けてみないことには治るか治らないかは分かりません。大切なのは自分の病状をしっかり把握してくれる先生を見つけることです。
そういった医者はなかなか見つかりませんが、全国を探せば割と親身に対応してくれるところもあるのかもしれません。
利己的な皮膚科医
ここからは個人的な意見というか観点になりますので、参考程度に見ていただければと思います。
では本題へ。ぱっと皮膚科医をイメージすると、大きな病院ではなく、近くの個人経営をしている皮膚科が思い浮かぶと思います。
医者と言っても勤務医と開業医が存在し、僕たちがよくお世話になるのが開業医のほうだと思います。
わざわざ大きな病院に行ってまでアトピーを治そうという発想がないからです。
所詮、命に関わる病気ではないと自分でも分かっているので交通時間を費やしてまで行こうとは思わないのです。実際に僕もよく行っていたのは近くの個人経営(開業医)のところでした。
別に個人経営をしているところが悪いということではありません。
ただ、一つの要素として、個人経営を行う目的が問題となりアトピーを治りにくくしているのだと僕は思っています。
というのも・・
開業医の主な収入源は僕たちから徴収する診療費です。
そして患者の数が少なければ当然そこの収入も少ないということになります。経営を存続させるには患者の数が多くなければ経営が成り立たないのです。
仮にアトピーを治せる医者がいたとして、その医者が開業すればどうなるか?アトピーが治せるという噂が広まり、たちまち患者の客足が多くなることでしょう。
ただ、ここで問題となるのは一人一人に割く診察時間です。客足が伸びれば収益が上がりますが回転率が悪いとそれもイマイチな結果となってしまいます。
だから患者一人一人に割く時間を短くする必要が出てくるわけですね。こうなるとせっかくアトピーを治せる医者であっても十分な診察ができず、改善に向かわない可能性が出てくるわけです。
それでも評判がいいのは、患者を選んでいる。こう思えてならないんですよねー。
アトピーという病気の治療法が確立されていない以上、治療期間は必然的に長くなります。だから信頼関係さえ築けばリピーターは増える一方。その反面ここでは治らないという患者もでているのが現状でしょう。
附属病院とは違い、開業医は独自に診療することができます。
脱ステ医なんかがいい例ですね。
ただ脱ステを推奨する開業医はほとんどいません。それはなぜか?経験した方なら分かると思いますが脱ステをすると症状が爆発し一気に悪化します。それを患者がどう思うかです。
結果的にアトピーが治せたとしても確実に一時期は悪化するのでもしかしたらここの皮膚科は駄目だと思ってしまうかもしれません。
一度、その悪い印象が植え付けられるとその患者はその病院に二度と足を運ぶことはないでしょう。そしてそのような印象が定着すればたちまち客足は途絶え、その病院の存続は難しくなってしまいます。
だから多くの開業医は自身の身をまず第一に考え安全策をとろうとします。
治療法が確立されていないとはいえ、ガイドラインにステロイドはアトピーの症状を抑えるためには有効だというようなことが書かれています。
多くの医者はそのガイドラインに従順し、ロボットのようにただただステロイドを出すのが当たり前の風習となりました。
人はだれもが失敗を経験したいとは思いません。
皮膚科医も人間ですから失敗を恐れ、安全なレールの上から外れるようなことはしないのです。では勤務医はどうなのかという疑問が出てくると思いますが残念ながら勤務医の実態も変わりはありません。
勤務医はそこで決められた診療しかできないからです。
皮膚科学会のガイドラインはステロイドの処方を主な治療としています。ステロイドではアトピーは治すことはできませんので勤務医もこの病気は治すことができません。
これらの観点からアトピーは自分で治したほうが賢明だと僕は判断しています。
病院は利用されるためではなく利用するためにある
こんな実態を知ってしまうといかに医者に利用されているのかが分かったと思います。いやいや医者は利用するために存在するんでしょ。
こんな当たり前のことを僕たちは病院に何年も通い、治らないと悟ったときにしか気づくことができないのです。
悲しいなあ・・
病院に行くことが悪いというわけではありません。ただ医者は病気を治すために存在するわけですから治せない医者に存在価値はありません。あ、不治の病は別として・・
治せるのに治そうとしない。
こんな医者に存在価値がないといったほうが正解ですかね。せめて皮膚科に行くのであれば薬や症状を緩和させる方法を知るために利用してください。
治す目的ではなく治る方法を聞くこと。これを心掛けると良いでしょう。病気にかかったらまず病院に行け。
こんな古い固定概念はさっさと捨てましょう。
自分の病気を真摯に受け止め、自らの手で治していこうという考えを持たれると良いかもしれません。
何でもそうですが頼りにするのは良いことですが頼りっきりになってしまうと人間、成長しませんからね。
気合だ!気合だ!気合だーー((((((っ・ω・)っ
ということで今日はここまでm(__)m